2014-10

適当短歌その6

めっきり寒くなって参りました。
さて、またしても短歌でございます。寒くなってきたのに暑い内容の多い8・9月分・・・。
夏を思い出してあたたまっていただけたらと思います、あはは。


王子様 待てども来ぬから平然と蚊を叩けるほど強くなっちゃった

幸せの意味がとっくにわからなくなっても続く明日の連鎖は

そうやって必死に抱えているけれど いずれは腐る 愛も憎悪も

屑籠を黒々埋めるは我が髪で 撫でられもせず死骸になった

イヤホンとスターバックスのマーメイド 知らぬ町だと忘れさせるの

ショートサイズカフェモカアイスエキストラホイップ早口言葉か呪文か?

「愛してる」 唱えることの むなしさよ 街灯の柱 夜に鳴く蝉

久々のパブとしけたメンソール 馴染みの店が異国に見えて

ガラス玉はめこんだような金目鯛 死してもなお、死してもなお

夕暮れに 虫の羽音か耳鳴りか 終わりの合図、両手でふさぐ

君を待つ間に開いた物語 来なくていいや、結末知るまで

雨模様 ピンクのドロップ 放り込み 「機嫌直して。明日は晴れる」

雨音が好きと言いかけ言葉飲む かの地の者を 思い浮かべて

体内に 月を飼ひて 十五年 仲良くなれぬ わたしになれぬ

なにもかも女性ホルモンに押し付けて 楽にはなれない、変われぬ私

字も音もない世界では生きられぬ ヒトの傲慢 人類の勝利

あの頃は尖っていたねと笑いあう 揃いのパーカー とぼけたクマ柄

握りしめ、ぬるくはなれど、色褪せぬ ラピス・ラズリは 青春の色

鈴虫や 醤油と煙を吸い込んで 終わりし夏を諦められぬ

エナメルの剥げた指先みつめては 今夜も空虚を握りしめたり

一人寝を憂う陳腐な歌詞に笑む 隣にいた頃?それ夢じゃない?

身を守る暇があるならペンをとれ 矢傷がゼロの文士がいるか!

悪口をカスタアドで包むなり 三時の鐘を待たずに喰らへ

足元に金平糖をばらまいて悲しき王妃の船出を待ってる

秋の宵 ハーゲンダッツに嫌われて 淋し口元 明日まで待てぬ

君のいう「死にたい」の意味、重さとは 量れぬままに「好き」と口走る

たまねぎのような君に恋をした どこまで剥いても ホントが見えない

ハンバーガー いつもピクルス抜く友を 生き辛そうね、と眺めおるなり


お題をいただいた短歌
「ミルクティー」
ミルクではなくフレッシュを出す店に 文句言えずにニセモノ飲み干す

イングリッシュともロイヤルとも違うの 秘密のレシピ 僕の好物

「酢橘」
酢橘がね、読めずうつむく目の前に転がり居たりすました青い実

しぼられるために生まれてきたのです 愛しく惜しく 絞りかす吸う

「台風」
ガラス越し 吹き荒れる風に手を広げ 操ってるのよ、実は私が

台風のような人だと微笑まれ ねえそれホントに誉めてるの?

「夏の雨」「夏に始まる恋」
夕立のように打たれて濡らされて 気付けば止んでた真夏の恋

始まった、炎天下で、始まった。それは確かだ、終わったのはいつ

「朝寝坊」
午前9時 伏して太陽拒んでる まだ朝じゃないまだ朝じゃない

寝過ごした!って飛び起きたときほど明け方で 悔しい二度寝、浅い夢みる

「マニキュア」
ばっさりと耳の上で切った髪なでる指先赤く、女は捨てねえ

爪の上ラメをいっぱい散りばめて 夏の夜空はこれで我慢よ

「海」
君を待つ 波打ち際で、君を待つ 連れて行ってよ竜宮城へ

右耳に当てた巻き貝 波の音? いいえこれはね、私の泣き声

「狐の嫁入り」
キラキラと晴天から降る、涙かな 君の白無垢 濡れぬと良いが

ねえさまは 狐の面で 嫁がれた それを外す手、見えぬが憎い



お題をいただいた短歌は今回すべて、イベントの待機列で孤独に雨と戦いながら(傘を持っていなかったお馬鹿だったのです)詠んだものです。・・・どうでもいい裏話ですけども(笑)
それ以外にもこの二か月は旅先で詠んだ歌が多いですね。
見直してみて、地名とか入れてもっとそれっぽくすればよかったかな、と思わなくはない・・・。
スターバックスなんてどこにでもあるじゃんよ。・・・あ、この歌はそれでいいのか。

実写版るろ剣(前後編)

秋アニメの録画を消化するのに早くも詰まっている感じです、どうも!
一話だけ見てみて、合わなかったらやめる、ってしたいのに、一話も見ないままに二話目の放映日が来る・・・(笑)バカwww
とりあえず『七つの大罪』と『神撃のバハムート』は見ていく。

さて。
そんな何事にも「今更感」がただよう私の行動でございますけれども、これまた今更、な感じのことを以下で・・・;
先月公開された映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最後編』の感想をちょっと。
どちらも鑑賞してからの感想にしよう、と思っていたらこんな時期になってしまいました;
まあ、ネタバレになってもあまり支障のない時期になった、という点ではちょうどよかったかもしれませんね!(ポジティブ)
ネタバレせずには感想言えない、ってのと、良かった点も悪かった点も書いてる、ってので、一応、下に折りたたみました。
もちろんご存じのこととは思いますが、私は別に映画評論家ではありませんので、あくまで、観賞した一個人の感想と思って読んでいただけたら幸いです。

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完全版裏話とか

どーもー。
10月に、なってしまいましたなあ。もうすでに一週間経過しているのに何を言ってんだか、という感じですが。

さて。先日10月5日、名古屋コミティアにつばめ綺譚社、出展して参りました。
『口笛、東風となりて君を寿ぐ 完全版』を新刊として頒布させていただきましたよー!!!
サークルの活動が開始してから、これの執筆・刊行・宣伝に労力の八割が割かれていたと言っても過言ではないだけに、ほんっと、感無量でございました・・・。
待ってました、というお声もいただけてもう、有難くて有難くて。
完全版の宣伝とか内容とかは、つばめ綺譚社のブログの方でやってるのでやめておきますけども、完全版を作るにあたっての裏話(というほどのものでもない)を、少し。
すんげー微々たるものですが加筆修正をし、誤字を整える作業で参謀・伴美砂都の完全バックアップをいただき(もはやこの方が直したと言っても過言ではない)、一冊にまとめました。我ながら凄い量の原稿になったな、と思いましたよねー;
そして、つばめ綺譚社としては初の、印刷所にお願いしての冊子。印刷所に不慣れすぎて、結構ワタワタしてしまいました・・・。キラさんにやたらと連日確認メール。とにかく不安になったらすぐキラさんにメール。入稿してからは印刷屋さんにやたらメール(笑)ご迷惑をおかけしました・・・。
その甲斐あって(という言い方はおかしいかもしれない)、無事、出すことができました。
ワタワタした分、これが出たらちょっと肩の荷おりるかな、と思ってたんですけど、そうでもなかった!だって、これから売って行かなければならないから!(笑)がんばりまーす、ウィース!

お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!!!

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プロフィール

紺堂カヤ(華夜)

Author:紺堂カヤ(華夜)
文筆家。
日々悪戦苦闘、ただしマイペースに。
文学と声をこよなく愛する。
二つ名は「筆舌破天候ガール」
創作サークル「つばめ綺譚社」にて小説を書いています。
また、クラウドゲート㈱のWTRPG「ファナティックブラッド」にてシナリオをリリース中。

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